一休のひとやすみブログ

美術系会社員の日常と趣味

半導体不足の原因とは?経験者が語る

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突然ですが半導体不足という言葉を耳にしたことはないでしょうか。

身近なところでは新車を買うのに納期が5年掛かるという話やiPhone13の生産台数を予定より抑えめにするというニュースが記憶に新しいです。

news.yahoo.co.jp 

www.google.co.jp

これらのニュースからなんとなく大変なことなんだというのは伝わるかと思いますが具体的に何が起きているのか。

製造関係で働いていた経験を踏まえて語っていきます。

[ここからの内容]

 

 

 

(1)半導体とは

まずはここから。

半導体とは特定の物質を指す言葉では無く、金属のように電気を通す物質(導体とも言います)とゴムのように電気を通さない物質(絶縁体とも言います)の真ん中の導電性をもつ物質全般を指します。

周りにある熱や電流などの条件が変わると導電性が変化するという特性を持っています。

この特性を生かして電化製品に組み込みデータの通信や記録に使います。

電化製品に組み込まれているものは「半導体集積回路」とも言われます。

 

(2)もう少しわかりやすく

この説明だけでは具体像が掴めない気がします。

ざっくりした説明を追加すると「電気を通したり通さなかったりする特殊な物質でパソコンなどの中身に使われているもの」です。

データ通信を伴う製品には必ずといっていいほど使われるので時代の流れとともに需要が増えています。

具体的には家電ならWi-Fiに繋がる機能が付き始めたり車ならカーナビが付いていたりスマホと接続する機能が増えていたりします。

他にもテレワーク関連の機器に使われたりしますので現代の生活に欠かせないものであるのが伝わってきます。

 

(3)なぜ不足しているのか

では、そんなに大切な半導体がなぜ不足するのか。

そこにはコロナ禍の影響があります。

日本の企業が作る製品でも使う材料は海外から仕入れているパターンは多くあります。

主にアジアの国々の方が資源が豊富だったり物価が安かったりという理由でコストが抑えられることが背景にあります。

平常時は海外で作った材料を輸入して製品を作れますが、コロナ禍でのロックダウンや物流の停滞が起こるとこれが上手くいかなくなります。

しかし時の流れとともに世界各国の経済活動が再開しつつあります。

体制を立て直す前に各種製品の需要が跳ね上がってしまったことが半導体不足の原因ではないかと考えます。

 

(4)まとめ

半導体不足についてああだこうだと語りました。

現代のものづくりは一見関係なさそうな色々な要素が絡まりあって成り立っています。

この騒動がまだまだ続くとするなら我々消費者ができる対策は「必要な物は期間に余裕をもって買いに行くこと」でしょうか。

ブラックフライデーや初売りなどでも手に入るうちに買っておいた方がいい気がします。

急ぎの買い物はお早めに。

 

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